ハロウィンと夜の物語~カボチャの男について~

 なんかさんほらの考察してると軽くレポート一本くらい書けそうだよねママン。でも他の人の考察もあるから自分でやると何となく同じような部分には触れられなくなっちゃうという罠。

 というわけでシェイマスの名前については他の人の考察がすでに出てたこともあってすっ飛ばしていたのですが、後日確かめてみたら「シェイマス=ウィリアム」ではないことが判明しました。英語読みだとジェイコブだかジェームスだか。もう遠い昔のことさ……ではなくて。なんでシェイマスとウィリアムが一緒に歌詞に出てきているのかは、「ウィル・オー・ウィプス」が関係していたようです。

 ハロウィンのカボチャのランタンはよくシーズンになるとお店のディスプレイになっていたりしますが、昔はカブで作っていたらしいです。アメリカに来たらカボチャの方がよく手に入るからということでカボチャで作るようになったとか。ウィル・オー・ウィプスはいわゆる鬼火ですが、ウィリアムという男が聖ペテロをだまくらかして好き勝手やった挙げ句、天国にも地獄にも行けなくて彷徨うようになったのを、悪魔が哀れんで炭火を一つあげたというのが伝承です。で、カボチャのランタン、「ジャック・オー・ランタン」は、アイルランドやスコットランドにおいては「ランタン持ちの男」、つまりウィル・オー・ウィプスと同じ者とされています。光る玉またはカボチャ頭の男の姿で現れるという。こっちは旅人の道案内もしたりします。カボチャのランタンに火を入れると、悪霊を遠ざけていい霊を引き寄せるんだとか。

 アイルランドではジャック、余所の国ではウィリアム。ジャックはジェイコブの愛称の一つ。つまりこの伝承を元にするとジャック=ウィリアム。そしてジャックつまりジェイコブ=シェイマス。おお……! 繋がるナガルナガルナガルナガル!!!!! ノ>▽<)ノ ハラショー! よってシェイマス=ウィリアムの公式が成り立ちましたね!!!!!!!

 これを元にシェイマスのその後というか死後を考えてみると、彼はウィル・オー・ウィプスになってしまったのではないかと推測されます。死んでもこの世を彷徨い続ける魂。これにはいっこだけ理由がありまして、CDの歌詞カードを光にかざすと、割と下の方にいるシェイマスらしき人(「おやすみレニー」の下の、木の枠みたいなところに立っている人)と、「朝までハロウィン」の下の方のカボチャが重なっているんです。綺麗に。そしてカボチャ頭の男の人に見えるようになっている。カボチャ頭の男……そう、ジャック・オー・ランタン氏。絶対これ陛下が企ててますよね。さすが陛下ですよね。他にも影が重なる部分には気になることもありますが、他の曲なので後回し。

 「あの行列についていけば」と曲の冒頭で歌われていますが、ハロウィンは、一年に一度異界との門が開き死者がこの世にやってくる日です。この世へやってくる死者達について、死にきれなくなった男が果たして戻りたい場所へたどり着けたのか……。「星の綺麗な夜」では語られていません。

デビルズナイト

デビルズナイト

デビルズナイト

[著]浅海ユウ [画]石川沙絵

湊かなえ氏絶賛!

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ジャンル : 音楽

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八谷 響@エルス

Author:八谷 響@エルス
 (株)パブリッシングリンクより、「奇跡の歌は南を目指す」でデビュー。最新作「貴公子が愛した身代わり乙女~想いは恋文に秘めて~」配信中。いるかネットブックスでBL、ライトノベルを配信しています。最新作は「カフェ・アクアリウムの不思議な事件」です。

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