ハロウィンと夜の物語~ジョニー・リヴァモア~

 小説の校正とか入ってまた間があいてしまった_| ̄|○

 今回はジョニーについて。CDのイラストでいうと、プラチナブロンドっぽい髪の少年です。私が持っているのは限定版なので、狼の毛皮をかぶったバージョンと普通の服の絵がホロになってます。そのせいでちょっと見づらいんですが、目の色は青?のように見えます。あと、ズボンのところに月のような形の縫い取りと、右足の膝がやぶけてますね。

 ジョニーは、これが正式の名前なのか、何かの愛称なのかは語られていません。姓がリヴァモアというだけ。調べてみましたが、リヴァモアという苗字けっこう引っかかりますね。あとアメリカには「リバモア」という地名がいくつかありまして、カリフォルニアのリバモアはサンフランシスコから東へ60キロのところにあるそうな。

 アイルランド人の姓というのは由緒正しくて代々伝わったものの他は、あだ名とか職業、地名に由来するものが多いんだそうですが、これは職業ではなさそうなのであだ名か地名でしょうか。だとしたら、レニーのお父さんショーンの姓もリヴァモアだったというのは、ケイトたちと同郷だったということかもしれません。日本だって村中全員同じ苗字とかいう村があるらしいし、必ずしも一族だということにはならないのではないでしょうかね。

 が、遠いアメリカの偶然移り住んだであろう街で、同じ姓の人達がいるというのはすごいびっくりすることじゃないでしょうか。息子の初めての友達だから、そのお母さんへもケイトは挨拶へいったと思います。

 曲中の台詞で、ケイトが「ジョニーが、ジョニーが」といってるのですが、何があったのかはぼかされています。しかしシェイマスのところでも考察してきたことをあわせて考えると、ジョニー・リヴァモアが行方不明の兄の息子であったのだとわかったから、ケイトは衝撃を受けたのではないかと考えるのが一番自然ではないかと思われます。何しろこのCD事態、「ハロウィンとある家族にまつわる」物語です。登場人物達の中で家族というくくりにできるのはケイト、ショーン、レニーの三人家族ですが、彼女達一家が出てくるのは三曲目だけ。そうすると他の二曲はなんやねんということになってしまいます。全部が「ある家族の物語」ならば、そこに出てくる人物達は、全員あるいは数人「家族」としてくくれる間柄でないとしっくり来ません。

 ジョニー・リヴァモアがシェイマスの息子ではと考えられる根拠のもう一つは、ジョニーの履いているズボンの特徴です。左足には三日月、右足の膝は穴が開いています。三日月=月=ディアナの象徴ではないかというのは簡単に連想できます。そして右足に穴というのは、「銃で右足を撃たれた」シェイマスとの繋がりの暗示ではないでしょうか。歌詞カードのシェイマスらしき人は、杖の持ち方からして右足を負傷しているようですし。この二つの特徴を併せ持つのが、シェイマスともディアナとも無関係とはちょっと考えにくいです。サンホラ的に。

 シェイマスの考察で、「シェイマスとディアナは結婚して、すでに出産もされていたのではないか」と考える根拠は実はここにもあったのです。「家族」という繋がりが生じるのであれば、もし破落戸がディアナを強姦などしてそのせいで破落戸との間の子供が生まれていれば、それは「家族」とはくくれなくなるのではないでしょうか。ましてディアナがシェイマスの子を身ごもっていたのは明言されています。もし妊娠中に破落戸に強姦されたとしたら、とても胎児が無事であるとは考えにくいですし(昔のことですしね)、その後ジョニーが「お母さんと二人で暮らしている」ということも考えると、強姦された結果の子供を女手一つで引き取って育てようなんて、なかなか思えないのではないでしょうか。まして、破落戸は最愛の人を殺した犯人です。その事実を知らなかったとしても、無理矢理自分を手込めにした男とその子供を愛せる女はなかなかいないでしょう。破落戸としても、もし自分の子供であれば取り上げるんじゃないでしょうか。

 そして恐らく、ジョニー宅とケイト達一家は、「家族である」ということを知ったんじゃないでしょうか。だからこそのリヴァモア記念日なら素敵だなと思います。
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テーマ : Sound Horizon
ジャンル : 音楽

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八谷 響@エルス

Author:八谷 響@エルス
 (株)パブリッシングリンクより、「奇跡の歌は南を目指す」でデビュー。最新作「貴公子が愛した身代わり乙女~想いは恋文に秘めて~」配信中。いるかネットブックスでBL、ライトノベルを配信しています。最新作は「カフェ・アクアリウムの不思議な事件」です。

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